対日本戦は?

サッカーのシンガポール代表が力を付けてきていることは、先日の日本戦でも明らかとなったところですね。FIFAランキングで100も差がある国に引き分けるなんて、すごいことです。サッカーに詳しくない私でも分かります。
私はなんとなく、この試合がサッカーの試合の結果というだけでは収まらない深い意味を持った試合のような気がしてしまいます。簡単に言えば、国力の差です。
シンガポールが先進国と呼ばれるようになったのは、それほど昔の話ではありません。1819年にイギリス人が上陸してから、イギリスの植民地として支配されてきました。太平洋戦争に突入すると日本軍によって占拠され、シンガポールは昭南島と改名されてしまったのです。日本軍による過酷な軍政の元、住民たちは強制徴収されたり、知識人、抗日といった基準に反する住民を理不尽に虐殺されたりしました。
こうやって書いてしまうと他人事のようですが、シンガポールに対してこれほどの許されざる行為をしてきたのは私たち日本人です。決して忘れてはならない、歴史の一つでしょう。
さらにその後、日本軍が敗れるとイギリスの支配が復活してしまいます。1965年に都市国家として分離独立するまでイギリスの植民地、自治領として支配され続けたのです。独立してからもシンガポールでは人種暴動などの暴動が度々発生しました。2013年にも27名が負傷する暴動が発生しています。
このように外国からの迫害を受けたり、度重なる暴動により国家が揺らいだり、シンガポールは悲しい歴史を歩んできました。そして現在でも日本から比べると慰安や国家の統制に問題が残っています。ただ、確実に落ち着きを取り戻している国でもあり、今後はさらなる国力の今日かがあるかもしれません。サッカーシンガポール代表のように。

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